ローズマリーの剪定作業~大きくなりすぎて困ってませんか?~

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花粉シーズンも終わり、爽やかな青空と緑の景色を満喫しつつ
やっぱり5月は最高よねぇ~♪
などと悦に入りながら仕事をしていた今日この頃でしたが・・・

ワタクシ・・・なんと・・・何年かぶりに

風邪をひいたもようであります!

久々すぎて自分でもびっくりです!

「風邪ってこじらすと結構辛いんですね(*_*)」
まぁ、なんとかは風邪をひかないというけれど
これで「バカではなかった」と証明できました。
ちなみに本日「発熱中」につき、自宅療養中でございます。
役立たずの自分を責めつつ・・・せめてブログでみなさまのお役に立とうと
鼻水を垂れながら奮闘することにいたしました。
さ、ここからが本題です。

前々から気になっていたことのひとつに、
ローズマリーが「大きくなりすぎて困っちゃった」というお客様が
以外に多いんだなぁということがありまして、
今回はローズマリーの剪定についてお話しようと思います。
少し長くなりますがお付き合い下さい。

ちなみに今からご説明することは、私が経験から身に付けたマイルールです。
えーと、自信がないわけじゃなくてですね・・・(言い訳っぽい?)
樹木や草花というのは、どの地方で育てているか、土はどんな状態か、
植物そのものの健康状態はどうなのか?
つまり、どんな環境でどうやって手入れされてきたものなのか・・・
によっても、対処方法が違ったりするので、
どのローズマリーでも私のご紹介する方法が「正解」
というわけではないかもしれません。
そんなわけでして、あくまでもマイルールということを御了承下さいませ。

今回モデルにするローズマリー

生育場所 名古屋市内、日当たり、風通しの良い場所。
タイプ 立ち性
生育年数 7年程度
樹高 70~100㎝程度、健康状態の良い株

なお、立ち性のローズマリーでご説明しますが、
半立ち性や這性タイプのものでも同様に参考にしていただけると思います。

まず枝先を切ったときにどうなるかを覚えよう!

ローズマリーの枝先を切ると、このように切ったところから枝分かれして成長します。

だから、毎回枝先だけを切り続けているとんな感じに成長していきます↓

何年か育てているうちに、こんなふうに大きくなりすぎちゃった!ってことありませんか?小さくしたいと思って、株の途中の高さくらいで全体を丸く刈り込んだところ、その時は小さくなったけど、切ったところから枝がたくさんでて、さらにボリューム満点の株に成長し続けている・・・なんてケースもよくあります。

最初にやることは枯れ枝と枯れ葉除去!

AとBの日当たりと風通しの確保のために、枯れ枝と枯葉の除去を行います。

Bの部分は実際には図よりもたくさんの枝が分枝しているはずで、
混みあっているから日当たりも良くありません。
そしてAの部分はさらに日当たりが悪いから、枯れ枝や枯葉がたくさんついているはずなのです。

しなりがなくパキパキと折れるような枝は既に枯れているので、手で折るかハサミで切り取ります。ついでに日当たりが悪くてあまり育っていない枝「弱々しい枝」も取り除きます。茶色くなって枝についたままになっている葉も、軍手をはめて手でこそぎ落とすようにしましょう。

全体をすかしてみる(間引きしてみる)

いよいよ剪定に入るわけですが、ローズマリーは強剪定が苦手な性質です。太い枝をたくさん切ったり、時期を誤ったりすると弱ってしまう可能性があるので要注意!

とはいえここでは「大きくなって困っている」ことを前提としてご説明するので、ある程度太くなった枝も枝を減らしていくわけですが、「半分くらい小さく!」とかは無理だと思って下さい。全体の1/4程度の枝を減らすイメージ(それもあるあ程度の太さの枝までで我慢)で考えてください。

まず、Bの部分の混み合っている枝を間引きます。(枝の途中ではなく基部から切り取ります)

Bの部分の枝は木質化していて、だいたいですが、ここでは鉛筆程度の太さまでをイメージしています。

枝を下の方まで辿って行くと、どこかで枝分かれしている個所があるはずです。
それを見つけたらバランスの良いほうの枝(向きや高さをみて判断)を残し、
邪魔な枝のほうを基部から切り取ります。
この時にで「長く伸びているほうの枝」を間引くようにすると自然に高さを抑えられますし、「外側に伸びているほうの枝」を間引くようにすると横幅を抑えられます。

間引く作業は几帳面にすべての枝を行わなくてもOKです。
混みあっているなぁと思ったところを探してやってみて下さい。
枝の途中からもこんなふうに分枝している部分があると思うので、
それらも少し間引くようにしてみましょう。

そうすると、ほらね!

ちょっとスリムになったでしょ?これで日当たりと風通しが良くなります。高さも、極端に低くなってはいませんが、少し小さくなっていると思います。

最後に微調整を

ここまでの状態を見て、これでOKならばそのままでも良いですが、
もう少し高さを抑えたいなと思ったら

赤丸で囲んだところを剪定していきます。
このときに、全体を同じ高さに刈り込むようなやり方をすると、せっかく減らした枝数が、来年にはまた倍になっている可能性が大きいので、
すべての枝を刈り込むようなことをせず、飛び出ているところを選んで切る程度にするのがお勧めです。上下どちらの部分を切るかはその時のお好みで!

復習です

切ったところから枝分かれするということを頭に入れておきましょう。

そして剪定する時には枝先だけを切らずに、株の中腹くらいの高さの枝も、ある程度は間引いておきましょう。

できるだけ太い枝は切らないほうが良いかも・・・
私の経験から木質化した太い枝(イメージとしては人差し指より太い枝)を
全体に落としたりすると、ダメージが大きくて枯れてしまうこともあります。
できればあまり触りたくありませんが、どうしてもやるなら必ず緑の葉や枝が出ている上で切って下さい。お勧めはしませんけどね。

どうでしょう?少しは参考になりましたか?

あと、剪定の時期についてですが、真夏と真冬はダメージが大きいので強剪定は避けましょう。
ローズマリーは常緑樹なので、冬が少し苦手です。
また、乾燥した土を好むので、高温多湿になる真夏もちょっと苦手。
この時期に大がかりな剪定をするのは株に与えるダメージが大きくて、
乱暴に扱うと枯れてしまうこともあります。

剪定のお勧め時期は梅雨入り前か秋。梅雨入り前に行うと、風通しと日当たりを確保できて、蒸れを防ぐことができますよ。「あれ?思ったより小さくならなかったかも・・・」なんて思ったとしても・・・たいていはその後追加で切り始めたら「切りりすぎちゃった!」という結果になりがちなので、とりあえず今回はそのままで様子を見て下さい。そして寒くなる前の10月くらいにもう一度同じ要領でやってみて下さいね。ただし、ローズマリーが健康に夏を越した場合に限ります。そして、秋にやる場合は枝を減らす量は春の半分くらいまでに留めておきましょう。

あ、梅雨入り前ってちょうど今じゃん!さっさと風邪を治して私もやらなくちゃ!

あとひと月もしないうちに入梅でしょうから、タイミング的には今がちょうど良いですね。

気になったかたは、ぜひチャレンジしてみて下さい!

OMORI ATSUKO

ちょっとお花のイイ話や日々の雑感を面白く書ける文豪。 野鳥に詳しく鳥を愛するファヴォリのガーデナー。 菜園から松剪定まで当社で一番植物に触れている一人です。...

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