ジャーマンカモミールの花が咲きだしました!
別名を「大地のリンゴ」とも呼ばれているこの花は
手で揉むとリンゴのような優しく甘い香りがします。
実はこのカモミール、植物のお医者さんと呼ばれていて
弱った植物の側に植えるとその植物が元気を取り戻すと言われています。
バラと一緒に植えておくと
アブラムシの被害を軽減できるらしいと知った私は、
もう何年も前からお手入れしているバラたちの側にカモミールを植えています。
ほんとかな?
と、最初は私も思っておりました。
でもある年、ほんとうにその通りの結果になったことがありました。
アブラムシが大量発生したのですが、そのほとんどがカモミールに密集。
側に植えられていたバラの蕾たちは無事に被害を逃れました。
カモミールにはちょっと可哀そうな気がしましたが、
効果があるかどうか半信半疑だったのでとても驚いたのを覚えています。
毎年同じように期待通りの効果があるとは限りませんが、
ある程度の効果は期待できる
と、今では思っています。
こんなふうに種類の違う植物同士を側に植えることで
- 害虫を防ぐ
- 生育をよくする
- 野菜や果物の風味をよくする
といった効果を互いに期待できたり、 お互いに影響しあったりする植物のことを
「コンパニオンプランツ」と言います。
薬剤のように効果てきめんというわけにはいかないけれど、
野菜やハーブなど、農薬を使わずに育てたい場合には良いかもしれません。
コンパニオンプランツについては バラとカモミールの他にも、
いろいろな組み合わせがあるのですが、 なかなか奥が深くて私もまだまだ勉強中。
いろいろと試している最中なので、 手ごたえがあったものはまたご紹介したいと思います。
ちなみにジャーマンカモミールは一年草ですが、
一度植えてしまうと、こぼれ種で毎年出てきます。
種まきするなら秋は9月中旬から10月ころ、春なら3月中旬から4月が適期。
今の季節なら苗でも売られているかもしれませんね。
バラとカモミールの組み合わせ、気になった方はぜひお試しください。
アブラムシ対策としてではなく、 花壇のお花としても楽しめます。 可愛いですよ!