1年のうちに短い期間しか咲かない球根植物は、価格的にも安価でないためにどうしても同価格帯の多年草にしてしまいがちではないですか?
確かに、チューリップのように植えた年はキレイに咲くけれど、翌年も同じように立派に咲かせるのはなかなか・・ということも多いですが、水仙のように植えっぱなしであまり手間をかけなくても毎年咲いてくれる優秀さんもいます。
「植えっぱなしOK!球根」!!
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花が咲いてピークを越えたあたりに花首だけカット
枯れたままにしておくと種をつくることに栄養を使ってしまって、地中の球根を太らせるための栄養がいかないから
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葉だけになったところへ肥料をあげる
球根植物はこの葉だけになった時に翌年の花を咲かせる力をつけるのです
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葉が自然に黄色くなってきたら休眠のサイン
ここで汚くなった葉をカット。
と、ここで植物の自然な姿として、黄色くなった葉をそのままにしておくと地面の上に枯葉として残ります。それが冬越し(または夏越し)の際、自然環境(霜や雪、夏の直射日光)から身を守るための布団になるから切らない方が良いとも言われています。
また、植物が植えてある所へ腐葉土や堆肥をすき込んだりしますが、自分の落とした葉が一番良い堆肥になるから落ち葉は少しくらい残しておくのが良い、と先輩庭師さんに教わったり。
でも…ね…やっぱり
お庭の中、キレイにしておきたいですよね。
落ち葉は虫の隠れ家になることも多々…
切らない方がいいと知っていながらもカットしてしまいます…
なので、植物自身の布団の代わりに堆肥でマルチングしてあげます。
やることは宿根草の手入れと同じ。
花がキレイなころにお友達に見せて、惚れていただいたところでお嫁入りさせてあげれば分球(株分け)もOK!!
土の中から出くる様子はギボシやシランが出てきた時のワクワク感とおんなじ。
そして意外に背丈の高くなるものもあるので存在感も抜群!!
そんな「植えっぱなしOK!球根」
私のお勧めはこちら
春咲き
ムスカリ
シラー・ペルビアーナ
ハナニラ
春咲きグラジオラス・ピュアベール
ワットソニア
夏咲き
クロコスミア
鉄砲ユリ
ツルバキア
秋咲き
リコリス
ゼフィランサス
お庭の少し、一部分から少しずつ試しに植えてみてください。
のんびりゆっくりお庭づくりを楽しみましょう。