「ブライダルピンク」というバラをご存知でしょうか?
半剣弁高芯咲き、中輪の房咲き(フロリバンダ)、
切り花としてとても有名で、花嫁をイメージした美しいピンクのバラなのですが、
まー、これ、びっくりするほど強いです。
樹勢がいいとうかなんというか・・・
生育旺盛で、しかも病気にもかかりにくいという優秀さ!
花つきももちろん抜群です。
剣弁咲高芯咲きというのは・・・ざっくり説明すると、
花弁の先にかけて縁が捲き込んだようにとがっていて、中心が高くなっている花形のこと。
「半」だから、それほどとがってないんだよ、ってことなんでしょうね。
バラは毎年どんどん新しい品種が増えていきますが、
人気が高いのはクラシカルな花の形や濃厚な香りの品種のもの。
咲き方もカップ咲きとかロゼット咲きとかいろいろあって、
カップ咲きはこんな感じ↓ツルバラのピエール・ドゥ・ロンサールです。
うつむき加減に咲く姿は趣があっていいですね。
アンティークな趣のあるバラたちが店先にもたくさん並ぶようになり、
簡単に手にいれられるようになったのはバラ好きにとっては嬉しいことです。
より多くの品種を選べるようになった昨今・・・
切り花としては作出も古いブライダルピンクは、いまだに根強い人気がありますが、
やっぱり以前ほど注目されることもなくなった気がするなぁ。
本人は全く気にする様子もなく、我が道を行く感じで咲き誇っていますけどね。
「最近の若い子なんかに負けてられないわ!やっぱり私が一番だもんね!」
と、思っているかどうかはわかりませんが、
10年以上経つであろう古株が、今年も元気に咲いています。
可愛らしいピンクだけれど、どこか品があって媚ない感じがするブライダルピンク。
少しスパイシーな香りがするところも魅力のひとつです。
アンティークな花形も素敵ですが、
凛とした姿の剣弁咲きのバラがひとつあるのも良いものです。
何植えようかな?
と、迷われている方はぜひ!候補に加えてみて下さい。
ちなみにブライダルピンクは1967年生まれ。
私のほうが年下でした♪