木材それも杉の古材を多用したお庭・・テーマは「武骨だけど懐かしい」
名古屋市緑区 Y様邸
奥様の故郷の家・・木材の温もりを感じる庭、古材で懐かしいけれど武骨なお庭というご依頼でした。
中古の住宅を購入され室内は素敵にリノベーションが施されとてもお洒落な空間、その室内のテイストを残しつつも・・特徴のあるお庭のデザインを考えさせていただきました。最初にお伺いした際には鉄骨系の廃材が沢山あり木の気配は殆ど無かったのですが・・杉古材を受注生産で大量発注し廃材も生かすようなガーデンリノベーションで武骨感と懐古感の両立を図りました。その他にベランダの施工と特注プランターの制作もあります。
完成したお庭で寛がれる奥様。お仕事で大変忙しくされているのでこのお庭で一時でも癒されてくれたら・・。
このベンチからお庭全体が見えます。正面にはイロハモミジがあり秋には紅葉が楽しめますよ。
地面は下草が沢山あります。まだ植えたばかりですが・・4種類程のグランドカバーを使ってます、成長が早い品種もあり年末には緑で覆われます。
ウッドフェンスも木の表情が楽しめる。エイジング処理とワックスでアンティーク感一杯にしました、オブジェも装飾しハンギングも木目が見えるように使ってます。
アンティークレンガのライト。実はこれガーデンライトが仕込んであり柔らかい揺らぐ光が夜に灯ります。上にはジャンク雑貨と奥さが購入した鉢を置いてみました。
自生していた植物。ベンチ正面の植栽帯は既存のソテツとリュウノヒゲを残しクリスマスローズも移植して使ってます、新植のイロハモミジの下には既存のオタフクナンテンもあり。秋から春まで紅葉が楽しめます。
杉古材BOXを大量に使った幾何学的なガーデン棚。幅も高さも2m以上あり多目的に使えます、どう使うか考えるのもまた楽しいと思います。表面は保護材ペイントとワックスで処理しているため水を弾きます。
こんな感じで木材とかブリキは多肉植物などがとても合います。木の質感もとてもいいです。
下から見上げるとその迫力がわかります。部屋に造っても絵になりそうです。
地面には擬木枕木とストーンタイルを使ってベンチ周りとグランドカバーを仕切ってます。また配置そのものがデザインにもなっています。
お庭を横からみるとこんな感じです。中央の洗面台のとうな場所は昭和初期のモザイクタイルの水場です、まさにアンティーク品!これも棚として使ってます。
ウッドフェンス下には既存のクリスマスローズを移植しました。そこからベンチを見た感じです。
リビング正面のケンチブロックとの境界、ガーデン棚の裏にあたる空間も良い感じに植栽されています。
モザイクタイルの水場にアイアンバケツのプランター・・セダムと黒法師を寄せてみました。絵になりませんか?
ちょっと夕暮れのお庭です。昼間とは違った落着きがあります。
家の中で奥様が一番好きとおっしゃるリビングのキッチン側の窓・・そこからウッドフェンスとレンガライト、モミジなどが目に入るようになっています。