アンティーク感溢れる杉古材をふんだんに使ったベランダリノベーションです
名古屋市緑区 Y様邸
木の温もりで溢れるベランダにという奥様のアイデアで始まったベランダデザイン。
耐久性を考えるとハードウッドなのですが・・木目の柔らかさと表情に勝る杉板、それもアンティーク感のある古材で造りましょうとの奥様の発言からご提案させて頂きました。木の表情を壊さずに耐久性も考慮した施工方法、この課題をクリアーするため受注生産に・・発注から納品まで2週間、表面の蜜蝋ワックス処理に1週間かけて屋外の使用に耐えるようにしました。
施工方法もタル木にハードウッドを使い50cm間隔で杉板を固定し6cm床を上げています。木目の味わいと素足でも気持ち良い床・・そして撥水と耐久性の両立が達成できました。
施工前のベランダです。このちょっとサビサビのカウンターチェアに合う木のテーブルも制作します。
施工前の室外機側と床。室外機カバーも杉板で造ります。
発注から2周間かけて造られた杉古材。まずは蜜蝋ワックスを塗って乾燥させ2度塗りして仕上げます、この間1週間かかります。
施工中のベランダの床。処理した杉古材板をいよいよ張っていきます、縦にハードウッドのタル木を敷いて杉板を固定します。
完成した杉古材板の床。施工前より6cm程底上げになります、やはり木の表情が最高です。しかも古材なのでアンティーク感が溜まりません。
次はテーブルの施工に入ります。同じ杉古材を使って造りますがテーブルと室外機カバーは床より少し濃いめ色のワックスを使っています。金具も黒で統一してアンティーク感出してます。
完成したベランダテーブル。サイズはピッタリになるように注文段階で頼んであり現場でのカットはありません組み上げのみです。
完成したテーブルと既存のチェアもピッタリです。錆びたチェアにアンティークウッドの組み合わせも絵になりますね。
完成したテーブルの天板。イメージは子供の頃の学校で使っていた天然木の机。傷もあってくすんだ感じの懐かしい趣が出たと思います。
床とのコントラスト。全て天然木の杉古材なので床、テーブル、サビサビチェアも最高に絵になります・・左にチラッと見えているのが室外機カバー。
室外機カバーも杉古材。テーブルと同じ色で仕上げたカバーの上部は棚になっていて色々置けるので便利です、後日伺うと小さなハーブの苗が沢山ありました。
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ベランダ全体の風景。全体を見るとこんな感じです何とも温もりがある古材の魅力がありませんか?なかなか既製品では出せない表情です。後日ベランダ置くとの境界になるようシマトネリコをプランターに入れ目隠しにしました。
ベランダで寛ぐ奥様です。仕事でお忙しい毎日を送られています、一時でもこのベランダで寛いでほしいな~。
実はこのベランダからの景観が凄いんです。
後ろは牧草地になっていて自然と緑が一杯の景色が広がります、ご夫婦でこのテーブルで焼き肉を楽しまれる予定なのだそうです。木に包まれ自然に抱かれたベランダでお仕事の疲れを癒していただけたら私も嬉しいです。